登山を楽しむ!子供と一緒に山へ行こう

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子供の登山_後ろ姿

画像出典:pixabay

こんにちは、おかさん(@OtonTech)です。

「子供と一緒に山登りをしたい」という方は多いのではないでしょうか。

我が家では長男が7ヶ月の頃に、初めて子供を連れて登山に行きました。
背負子、いわゆるベビーキャリーを利用して、子供を背負って行ったのですが、準備段階や山登り中など何度か失敗したなと思うことがありました。

今回はそうしたポイントを書いていきます。

おかさん
おかさん

今回はベビーキャリーが必要な幼児(3歳くらいまで)を連れての山登りだよ

準備

山登り前に準備がきちんとできていると、山登り中の様々な事態に対応しやすくなります。
何度か山へ行っていると準備のポイントも分かってくるのですが、最初のうちは見落としているポイントだらけでした。

準備段階のポイントについて説明します。

登山計画

「どこに行くか?」

まず最初に悩むポイントです。関東近辺で、気軽に、子連れで楽しめる山としては次の3つがオススメです。いずれもケーブルカーやリフトがあり、疲れてどうしようもなくなった時にも安心です。(リンク先は各ケーブルカーのHPです)

神社やお店、観光スポットなど、山歩き以外にも楽しめるため、子供が飽きてきた時にも気晴らしできます。

  • 高尾山 いわずとしれたミシュラン三つ星の観光地。晴れていれば山頂からは富士山がきれいに見えます。ただし、観光シーズンの混雑ぶりはかなりのものです(山頂でレジャーシートをしくスペースがないほど)。
  • 大山 神奈川県の丹沢大山国定公園にある。江戸時代は「大山詣」で賑わったそう。大山コマ、豆腐料理などが有名です。
  • 御岳山 東京の奥多摩にある。山頂には武蔵御嶽神社、少し足をのばすと滝や苔が美しいロックガーデンなどがあります。

「どうやって行くか?」

先にあげたオススメの山は、どこも交通手段や駐車場があるため安心です。
しかし山によっては、駐車場がない/駐車台数が限られている、公共交通機関がない/本数が少ない、といったところもあり事前に調べておく必要があります

「どういうコースにするか?」

子供連れでは、コースガイドや山地図に記載されているコースタイム通りにはいかない、と思っておいたほうが良いでしょう。我が家では、ベビーキャリー利用時や子供が多少歩くようになったくらいの時には、だいたいコースタイムの2倍くらいはみていました。
休憩の回数や、不測の事態次第では、さらに時間が長くなることも十分に考えられます。時間には十分余裕をみておきましょう。
また、コース上に休憩ポイントやトイレがどのあたりにあるか、なども事前にチェックしておきましょう。

「季節、天候は?」

どの季節にいくか?暑いのか、寒いのか?当日は晴れなのか、雨の可能性があるのか?季節、天候により準備しておく道具も変わってきます。
また、出発当日朝の状況によっては中止の判断をしたほうが良い場合もあります。
週間天気予報、当日の天気の状況、など十分に注意しておきましょう。

山道具

子連れの登山では子供の安全が最優先です。高尾山などでは軽装で来ている人も良く見かけますが、コースによっては危ないところもあります。

最低限必要な道具はできるだけ持って行った方が良いでしょう。

全て購入するとそこそこの金額になるため、もし登山を続けるかどうか分からないという方は最初はレンタルでも良いと思います。

ベビーキャリー(背負子)

子連れ、特に幼児の段階では必須アイテムです。
3歳くらいで自分で歩けるようになっても、疲れてきたりするとすぐに「抱っこ!」となります。
我が家ではモンベルのベビーキャリーを愛用していました。街歩きでも活用していたため、利用頻度は高かったと思います。
ベビーキャリーを選ぶ際には、以下のようなポイントがあります。

  • 背負った感覚
    できればお店で一度実物を背負った方が良いです。大きさや背負った感覚など製品により違いがあります。
  • 子供のホールド
    子供の大きさによりどのあたりにホールドがくるのか、などは事前に確認しておきたいところです。
  • 日除け、サンシェード
    帽子で代用できなくはないですが、あるにこしたことはないです。また登山中の枝よけにもなります。
  • 荷物入れの容量
    ベビーキャリーを利用すると通常のリュックに入れられるだけの荷物を入れることができません。ベビーキャリーに荷物入れはついていますが、どれだけの荷物を入れられるか、確認しておきましょう。
    幼児連れの場合、おむつや育児グッズなど、結構荷物が必要になります。
  • 重さ
    ”ベビーキャリーの重さ + 子供の体重 + 荷物” が、実際に背負う重量となります。
    どれだけの重さなら、どれくらい行動できるのか、は登山を繰り返せば分かってきます。
    記録するなどして、覚えておきましょう。

抱っこひもやエルゴではダメ?という質問は良くありますが、登山では子供を前抱きにするのは危険です。
親は前や足元が見づらくなりますし、万が一こけてしまった場合に子供から地面にあたってしまいます。

ベビーキャリーは購入すると1万~数万円はかかります。
継続して利用するかどうか分からない、一度試してからにしたい、という方は以下のようなレンタルのベビーキャリーを利用しても良いと思います。

登山シューズ(登山靴)

子供を背負わずに山登りをする場合に、必須アイテムがこの登山靴と次のレインウェアです。

高尾山でケーブルカーを利用し、舗装された道路だけを歩くなどの場合には、スニーカーでも良いかもしれませんが(私はこの場合にも念のため登山靴をはいていきます)、高尾山でも稲荷山コースや6号路などはそれなりに山道です。

こうした道を、ベビーキャリーを背負っていくとなると、足元はしっかりしておいた方が安心・安全です。

また、当然子供もしっかりした靴の方が安全です。最初の頃、我が家の子供もスニーカーで行ったことがありますが、すべりやすくて危なっかしく、すぐにしっかりとした子供用の靴を購入しました。

親子の登山靴

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レインウェア(雨具)

山の天気は変わりやすいです。晴れていても、曇ってきてすぐ雨が降り出すこともあります。
山では、手をふさぎ視界を制限してしまう傘は、オススメできません。逆に危ないです。

大人も子供も、以下のような上下セパレートタイプのレインウェアがオススメです。

「雨がふらないとレインウェアが無駄になる」と思うかもしれませんが、レインウェアがあると防寒具や風よけの上着にもなります。我が家でも、雨具を一枚の上着として考え、利用しています。
最近のレインウェアはカラフルでオシャレです。普段の散歩の際の上着に利用したりすることで、利用機会を増やしています。

登山に最適な雨具の選び方は、こちらで詳しくご紹介しています

レインウェアは、登山以外にもキャンプや学校の活動にも利用できるため、できれば購入しておきたいところですが、子供の成長次第ですぐに着られなくなることもあります。我が家も長男のレインウェアを次男におさがりしました。
利用頻度によっては、レンタルの選択肢もありです。

登山中

登山中は子供の体調・安全が最優先です。

色々と注意すべきところはあるのですが、特にベビーキャリー利用時にはまず以下のポイントに注意しましょう。

  • 気温への対応
    ベビーキャリーに乗って、あまり動くことがない子供は、気温が低い時にはかなり冷えてきます。防寒対策は十分にしておきましょう。
    また暑い時には、日除けや帽子などを利用して、こまめに水分をとらせ、熱中症対策には十分注意しておきましょう。
  • 天候への対応
    雨が降ってきた、風が強くなってきた、など天候への変化を早めに感じ、服装も早めに対応するようにしましょう。登山道では、レインウェアを着たり、服を脱ぎ着するスペースがないところもあります。
    いざ、服を着ようとしてもタイミングが合わないことも多々ありますので、早めの行動を心がけると安心です。
  • 自分の動作の範囲
    ベビーキャリーを背負った状態は、後ろは思った以上に出っ張っています。自分の後ろにもうひとり分のスペースが常にあるように動く必要があります。
    特に、子供の顔や手足が木にぶつかったり、枝などに引っかからないよう、気をつけましょう。私も、ベビーキャリーを利用しはじめた頃は、子供が木にぶつかったり枝にひっかかったりと危ないことがありました。

登山後

『登山は家に帰るまでが登山』
というのは良く言われることですが、山からおりたあとも子供の様子を良く見ておきましょう。

子供はベビーキャリーにずっと乗ったままだったとしても、それなりに疲れています

大人は、温泉に寄って帰ろう(山のあとの温泉は最高なのです!)、とか何か食べて帰ろう、と色々な誘惑があります。子供が大丈夫なら良いのですが、疲れているようであれば休憩して早めに帰宅した方が良いでしょう。
ちなみに、オムツがとれない子供連れの場合、温泉に入れないことが多いため、登山時には念頭においておきましょう。

まとめ

今回は、子供を連れての登山、特にベビーキャリーが必要な幼児(3歳くらいまで)を連れての山登りについて、準備段階、登山中、登山後、に気をつけるポイントについて書きました。

登山は、準備段階から重要です。慣れてくると、計画する時間も楽しめるようになります。しっかりと準備して、子供と一緒に山登りを楽しみましょう!

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