東京都調布市にある深大寺の秘仏、元三大師像が205年ぶりの出開帳で東京国立博物館に2021年10月12日~11月21日まで出展されています。
この記事では、今回の深大寺の元三大師像の出開帳について紹介しています。
ふだんは公開していないので、地元の私たちも、なかなか見ることができない元三大師像です!
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」について
伝教大師 最澄の1200年の大遠忌が2021年にあたることから、上野公園にある東京国立博物館にて記念の特別展が開催されています。
伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」
開催期間: 2021年10月12日(火) ~ 2021年11月21日(日)
場所: 東京国立博物館 平成館 特別展示室
展覧会公式サイト:https://saicho2021-2022.jp/
深大寺の元三大師像
元三大師の名で知られる良源(諡号は慈恵大師)の坐像である深大寺の元三大師像は、2メートル近くの大きさで日本最大の肖像彫刻です。(参考:深大寺HPの元三大師の紹介)
13~14世紀、鎌倉時代に造られたといわれる元三大師像ですが、通常は秘仏であり開帳のときだけ拝観できます。昨年、深大寺にて厄除祈願のための御開帳が予定されていたのですが、状況が状況だったために見送られていました。
今回は、江戸時代の両国の回向院での出開帳以来、205年ぶりの出開帳です!
国宝 白鳳仏も同時出展
深大寺の白鳳仏「釈迦如来倚像」は、平成29年(2017年)に国宝認定されました。今回は、この白鳳仏も東京国立博物館に同時出展されます。
今から1300年以上前の飛鳥時代につくられた仏像であるこの白鳳仏は、寺院伝来の仏像としては東日本最古の国宝仏です。
ふだんは深大寺の釈迦堂で拝観できますが、今回の東京国立博物館への出展の期間中、この釈迦堂にて元三大師胎内仏「鬼大師」が特別公開されます!
仏像ファンは必見!深大寺の秘仏 元三大師像の出開帳
深大寺の白鳳仏「釈迦如来倚像」はふだんでも深大寺にて拝観できますが、元三大師像はめったに拝観できません。
ぜひ、この貴重な機会に元三大師像をご覧ください!
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